NISA(成長投資枠)で購入した個別銘柄を、特定口座へ移管することは可能です。

しかし、NISAの仕組み上、「普通に特定口座で買い直す」よりも不利になるケースや、手続きの手間があるため注意が必要です。2026年現在のルールに基づき、ポイントを整理しました。


1. 手続きの方法

アプリやウェブサイト上のボタン一つで移動できるものではなく、基本的には以下の手順が必要です。

  • 書類での手続き: 多くの証券会社では、コールセンターや問い合わせフォームから「非課税口座内上場株式等払出依頼書」などの書類を取り寄せ、郵送で申請する必要があります。
  • 銘柄ごとの一括移管: 「100株のうち50株だけ移す」といったことはできず、その銘柄(同じ年に買った分)をすべて移す形になるのが一般的です。

2. 最大の注意点:取得価額が「今の株価」に書き換わる

移管すると、その銘柄の「買った時の値段」はリセットされ、「移管した日の時価(終値など)」が新しい取得価額になります。これが原因で、将来の税金面で損をするリスクがあります。

例:100万円で買った株が現在80万円に値下がりしている場合

  • 80万円の株として特定口座に入ります。
  • その後、株価が100万円に戻って売却した場合、本来の利益はプラスマイナスゼロですが、税務上は「80万円で買って100万円で売った(20万円の利益)」とみなされ、約4万円の税金がかかってしまいます。

3. NISAの「非課税枠」の復活について

新NISAでは、商品を売却すると翌年以降にその「枠(買付時の金額分)」が復活して再利用できます。

  • 移管でも枠は復活する: 特定口座への払い出し(移管)も、NISA口座からの「払い出し」としてカウントされるため、売却した時と同様に、翌年以降にその分の非課税枠が復活します。

⚠️ 特定口座へ移す前に考えるべきこと

もし、**「NISAの枠を空けて、別の銘柄を買いたい」というのが理由であれば、特定口座へ移管するよりも、一度NISAで「売却して現金化」**し、そのお金を特定口座に入れて買い直す方が手続きがスムーズで、手数料(移管手数料がかかる会社もあります)も抑えられる場合があります。

「なぜ特定口座に移したいのか」によって、最適な方法は変わります:

  1. 損出し(損益通算)をしたいから: NISAでの損失は、特定口座の利益と相殺できません。移管しても、移管前のマイナスは無視されます。
  2. 証券会社を変えたいから: NISA口座に入れたまま他社へ移すことはできません。「NISAから特定口座へ移す」→「他社の特定口座へ移す」という手順になります。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

ABOUT ME
t-tombo
40代サラリーマン男です。既婚、子有。 株は23歳のときに初めて株を買いました。 しばらく放置状態が続きましたが、30歳くらいに桐谷さんのテレビを見てから、優待株メインを購入しております。 最近はポイ活に興味があり、日々時間があれば、ポイ活してます。 普段の支払いを優待株とポイント支払いで日々過ごせないかな・・・ 夢は桐谷さんの生活です。
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